aptでパッケージ管理

aptって何よ?

ソフトをインストールする時には、通常ソースを持ってきてコンパイルしてバイナリを作ってインストールします。ですが、''いちいちコンパイルするのがめんどくさい''のでバイナリをサクッとインストールしたい願望が出てきました。そこでdpkgというパッケージがdebianが使われたのですが、このパッケージには違うパッケージが必要といった、''依存関係''を解決してアップグレードしても設定ファイルを考慮してくれるのが欲しくなってきて、開発されたのが''スグレモノ''のaptです。

aptを使えば何でもやってくれて、サクッとインストールできちゃいます。

sources.listファイル

aptのパッケージを探す場所を設定してやります。/etc/apt/sources.listに取得するパッケージの設定が書かれています。デフォルトでは以下の様に書いてあると思います。

 # See sources.list(5) for more information, especialy
 # Remember that you can only use http, ftp or file URIs
 # CDROMs are managed through the apt-cdrom tool.
 deb http://http.us.debian.org/debian stable main contrib non-free
 deb http://non-us.debian.org/debian-non-US stable/non-US main contrib non-free
 deb http://security.debian.org stable/updates main contrib non-free
 
 # Uncomment if you want the apt-get source function to work
 #deb-src http://http.us.debian.org/debian stable main contrib non-free
 #deb-src http://non-us.debian.org/debian-non-US stable/non-US main contrib non-free

先頭が#はコメントとなるので認識されません。見れば解ると思いますが、書かれてあるURLのサーバからパッケージを取得します。

書式

 deb uri distribution [component1] [component2] [...]

コードネームを書いてやろう

stablesなどの状態よりも、コードネームによる運用を推奨されています。

/etc/apt/sources.listを編集してあげましょう。

 deb http://http.us.debian.org/debian stable main contrib non-free
 deb http://http.us.debian.org/debian sarge main contrib non-free

近いサイトからaptでパッケージをゲット

デフォルトのままでも問題はありませんが、遠いdebian本家からパッケージを取得するなんて''おこがましくてできません''。ネットの負荷も考えて近くのサーバを選びましょう。

ブラウザで探しちゃおう。

ring server projectで試験的にアクセス先の身近なサーバを探してくれる。この機能を使って、サーバから近いサイトを探す。

netselectでご近所探し

netselectというツールを使用して一番近いサーバを探し出してくれます。ミラーサーバ一覧を取得し、netselectで探してみましょう。

 wget http://www.debian.or.jp/debian-ftp-mirrors-jp
 sudo netselect -vv `cat debian-ftp-mirrors-jp`

このようなメッセージが出てきます。

 www.debian.or.jp                        16 ms  12 hops   66% ok ( 6/ 9) [   55]

最後の[ 55]の中が一番低いのが近いサーバになります。メッセージを全部読まなくても、最後に一番近いサーバ名が出てきます。

volatieで安全に最新バージョン

ウイルススキャンやスパムフィルタなど、stableの安定した古いバージョンよりも、新しいバージョンを使った方がいいかもしれません。実際、Clam AntiVirus等をつかった場合、Warningがあがります。

かといって、testingといったアーカイブを使用すると、システム全体が変更されてしまいます。

そこでvolatieというのは、security.debian.orgのアーカイブを使用するのと同じようにシステム全体を変更せずに使用できます。

ですが、debianの非公式サービスですので、各自の判断ということです。

/etc/sources.list

こいつを書いてやりましょう。

 deb http://volatile.debian.net/debian-volatile sarge/volatile main contrib non-free

aptの使い方

apt-get

パッケージ情報の更新やインストールする際に使用します。

オプション

  -h ヘルプを表示
  -d ダウンロードのみ
  -f  強制
  -s 何もしない。テストしたい時などに。
  -y 全ての問いにYesと答える
  -u アップグレードされるパッケージの一覧を表示する

パッケージ情報取得

まずはここから

 apt-get update

インストール

 apt-get install [パッケージ名]

パッケージの更新

現在インストールされている全パッケージの最新バージョンを取得しインストールする。

 apt-get upgrade

ディストロの更新

upgrade同様に最新バージョンを取得するのですが、こちらは名前の通りディストロをアップグレードする際に使用します。upgradeだとパッケージ単位でのアップグレード行うのに対し、dist-upgradeはディストロ単位で行います。例えば、ディストロのアップグレード(stableからtestingに移行するなど)する場合に、source.listにtestingよりもstableに新しいバージョンがあるとそちらをインストールしてしまいます。なので、ディストロをアップグレードする時にはこちらを使いましょう。

 apt-get dist-upgrade

削除

 削除。オプション--purgeは設定ファイルも削除する。
 apt-get [--purge] remove 

ソースを取得

  apt-get source [パッケージ名]

掃除

ダウンロードしたパッケージキャッシュを削除する。 /var/cache/apt/archives/, /var/cache/apt/archive/partial/

 apt-get clean

autoclean

clean同様パッケージキャッシュを削除しますが、もうダウンロードされることが無い物や、ほとんど不要な物を削除します。


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